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地震に強い家にするには?「耐震等級3」だったら大丈夫?【再掲載】

能登半島地震で被災された皆様へ

 

この度の地震により多くの方がお亡くなりになられ、多大なる被害を受けられたことに心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

一日も早い復旧・復興と、皆様の安全を心から願っております。

心よりお見舞い申し上げるとともに、皆様のご健康と安全を祈念しております。

 

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今回は2022年11月に書かれた記事の内容をそのまま掲載させていただくことにいたしました。

 

元旦の地震を自宅で体験して、『耐震性』を高めることは最優先すべきだと改めて強く思いました。

 

記事では、『地震で落下しにくい外壁』『壁量と荷重のバランス』『地盤の良い土地に建てる』は最優先にすべきだとお伝えしています。

 

ぜひ最後までお読みください。

 

 

「おしえて、おうちコンシェルさん!」のテレビCMでおなじみ、石川県の住宅購入相談カウンター( アピタ富山東店もあります!) でご相談をお受けしているファイナンシャルプランナー&建築士・宅建士・インテリアコーディネーターの谷路啓子です。

 

2021年1月中旬のトンガの大爆発には本当に驚かされましたが、私にとっては、いまだに2016年の熊本地震の時に受けたショックが大きく残っています。

 

M7.3の大地震による住宅被害は、これまでの大地震の被害と比べて特徴的なことがあったからです。

 

 

それは、新耐震基準(2000年基準)以降に建てられた新しい住宅の被害が目立ったことです。

 

以前よりも厳しい耐震基準を満たしているはずなのに、倒壊したり、1階が潰れてしまった家屋がなぜあれほど多くあったのか?

 

私は20代で購入した自宅が欠陥住宅だったことがきっかけで建築業界に転身し、実務経験を積んで二級建築士を取得しました。

 

劣化の激しかった自宅をやむを得ず建て替えましたが、耐震性と耐久性を高めることを最優先に設計しました。

 

以外に知られていませんが、屋根に積雪があるとその荷重で地震の揺れが大きくなるのは当然のことです。「災害は忘れた頃にやってくる。」と申します。

 

冬を迎える前に、地震の怖さを再認識していただけたらと思います。わかりにくいワードの連発ですが、どうか我慢して最後までお読みください。決して後悔させませんから。

 

 

 

 

【地震から家族を守る家づくりのポイント①】

「耐震等級のカラクリに注意!」

 

耐震性能は、「耐震等級」という指標で大きく3段階に分かれます。数字が大きくなるほど耐震性が高まります。

 

具体的には、【等級1】が建築基準法が求める水準(新耐震基準)とされ、【等級2】は「等級1の1.25倍」の強度、【等級3】は「等級1の1.5倍」の耐震基準を満たしているとされています。

 

この【等級1】の基準を満たしていない建物は建築できないことになっています。ですが、平屋または2階建て木造住宅の場合は、特例が認められていて構造計算は免除されており、「仕様規定」というルールに基づいた簡易計算で済ますことができるのです。

 

実際に構造計算を実施したら、【等級1】を満たしていない建物も数多く建築されているのではないかと警鐘を鳴らす専門家も少なくありません。

 

 

 

【地震から家族を守る家づくりのポイント②】

「地震で落下しにくい外壁」

 

地震で内壁や外壁の面材が破損してしまうと柱や筋カイ等を押さえることができなくなり、壁が損傷した側に柱が「くの字」に折れてしまうことがあります。

 

また、サイディングやタイル等の外装材を「引っ掛け金物」で取付けるとピンポイントで「引っ掛け金物」に地震の揺れが集中しますので、外壁が落下しないような工夫が重要だと指摘する専門家もいます。

 

外装材に重いALC版を使う際には特に注意が必要です。

 

 

 

【地震から家族を守る家づくりのポイント③】

「壁量と荷重のバランス」

ちょっと耳慣れない言葉ですが「偏心率」をできるだけ小さくすることが安全への近道だと言われています。

 

「偏心率」をわかりやすく言うと、「重心」と「剛心(ごうしん)」のズレの大きさとも言えます。

 

*「重心」:建物の重さ(バランス)の中心です。

*「剛心」:建物に外力がかかると、建物には回転しようとする力がかかります。その回転の軸となる位置を剛心といいます。

 

建物のX方向とY方向の耐力壁のバランスが均等な場合は「剛心」はちょうど真ん中になります。

 

地震等の力が加わると、建物は水平方向に変形するほか剛心周りに回転します。

 

ですから、「偏心率」が大きい建物は、部分的にねじれがでてしまい、限界を超えると曲がったり折れたりしてしまいます。

 

そうすると、その部分の耐力が低下して、さらに地震エネルギーがそこに集中してしまいます。

 

2000年の建築基準法改正において、木造住宅においては『偏心率は0.3以下であること』と規定されました。0.3はギリギリの数値で、これ以上は建築基準法違反となります。

 

できることなら、「偏心率」はできるだけ小さくなるように設計してもらうことが、地震への備えの第一歩だと思います。

 

そして、もうひとつが「直下率」です。

・柱の直下率:1階と2階で柱の位置が一致する割合

・壁の直下率:1階と2階で耐力壁の位置が一致する割合

 

柱の直下率は50%以上壁の直下率は60%以上が目安となっていますが、これには単純には言い切れない部分があります。2階が小さいと壁の直下率は小さくなることが多いです。

 

これについてはケース・バイ・ケースで数値を読み解くことが必要になります。

 

耐震基準の高い会社の設計士さんでしたら、その間取りごとに詳しく解説できるはずですので、必ず確認しましょう。

 

 

 

【地震から家族を守る家づくりのポイント④】

「地盤の良い土地に建てる」

 

被害は断層沿いや盛り土の造成地で際立っています。ですからまずは、できるだけ地盤の良い場所に建てることです。

 

軟弱地盤はできるだけ避けたいけれど、それが利便性のよい住宅地だったらどちらを優先するか迷ってしまいますね。

 

また、日本中至る所に、まだ明らかになっていない断層が多く存在するではないかとも言われています。

 

先日、今後40年以内に南海トラフ地震が起こる確率は90%だと発表されましたので、「明日は我が身」と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

家族が安心して住める家を建てるにはどうしたらよいの?

 

家族の命と財産を守ることに真剣に取り組んでくれる住宅会社の見分け方は?

 

第三者としての厳しい目でアドバイスできる私たち「家づくりのコンシェルジュ」にご相談ください。

 

ご来店とWEB相談のどちらでもお選びいただけます。

家のことは何も分からないという「家づくり初心者さん」大歓迎です。

 

おうちコンシェル 谷路

(主な資格) 二級建築士、宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士(AFP)、住宅ローンアドバイザー、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター2級、整理収納アドバイザー1級、英検準1級

 

 

「ご自宅からWEBでご相談」または「ご来店」のどちらもお受けしています。ご都合やご希望に合わせてお選び下さい。

 

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