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[床上浸水]体験談 VOL.2 「被災した場合にするべきこと」

床上浸水体験談vol.2「被災した場合にするべきこと」

 

おうちコンシェルイオンタウン金沢示野店の葉名豪(はなたけし)です。

 

2023年7月、自宅が床上浸水の被害に遭ってしまいました。

ニュースで被災地の様子を見ることはありましたが、他人事だと思っていました。

まさか自分が被災するとは・・・。

 

今回は前回の記事に続いて、vol.2「被災した場合にするべきこと」をお伝えします。

あって欲しくはありませんが、もしあなたが被災された際の一助になれば幸いです。

 

【目次】

  1. 被災直後の状況把握
  2. 被災直後にするべきこと
  3. まとめ

・・・・・・・・

 

1.被災直後の状況把握

 

浸水が落ち着いてから2時間ほど仮眠をとって、朝の5時過ぎに1階に降りてみました。

ダイニングの様子 床上浸水 被災した場合にするべきこと

1階は泥だらけの状態でした。

 

車庫の様子 床上浸水 被災した場合にするべきこと

車庫は物が散乱していました。

 

浸水の高さは壁に残った跡が物語っています。

ただただ呆然でした。何から手を付けていいのか。

 

私の地域は地面から80cmの高さ(成人男性の腰程度の高さ)、家の中は床上10cmまで浸水したことがわかりました。

※自宅は基礎の高さが一般的なものより高かったお陰で室内は床上10cmの浸水で済み、冷蔵庫や洗濯機などの家電は無事でした。

 

幸い、水道や電気などのライフラインは使えることが分かりホッとしました。

ライフラインが使えない場合、次に述べる被害拡大を抑えるための行動が遅れる可能性もあります。

 

そんな時に役に立ってくれるのが、防災グッズではないでしょうか。

飲料水や食料の備蓄など、わずかかもしれませんが準備の大切さを今回改めて感じました。

自宅に防災グッズがなければ、早めの準備をお勧めいたします。

 

 

2.被災直後にするべきこと

 

被災直後の初動対応で大切なのは、これ以上の被害拡大を抑えるための行動です。

幸運にも水道や電気などのライフラインが使えたので、スムーズに次の行動に移れました。

行ったのは以下の3つです。

 

① 被災状況の写真撮影 →損害保険を確実に請求するため

② 被害箇所の清掃と乾燥 →家族の健康を守り、住まいの劣化を防ぐため

③ 公的支援制度の確認 →想定外の出費をできるだけ減らすため

 

① 被災状況の写真撮影

片づける前に被害に遭った箇所の写真を必ず撮っておきましょう。

今回は家電は無事だったため、部屋の全景を中心に撮影していきました。

 

撮影した写真は市役所や保険会社等に提出します。

市役所には指定のメールアドレス宛に撮影したデータを添付して送ったので、プリントアウトは今回不要でした。

 

市役所へ写真を提出することで、罹災証明書を発行してくれます。

こちらの証明書が公的支援制度を受けるために必ず必要になりますが、今回写真提出から罹災証明書の発行まで約ひと月かかりました。

 

市町村や保険会社の担当者が、被災直後に駆けつけてくれるとは限りません。

とはいえ濡れて使えなくなった家具は日用品は早めに片付けたいですよね。

 

「百聞は一見に如かず」です。

後から被災状況を正確に伝えるために被災箇所の写真を撮影しておくことが、財産を守るための第一歩となります。

 

写真が不十分だと被災の証明が難しくなります。逆に保険請求に関する知識があれば冷静に準備を進められます。

もしもに備えて損害保険について詳しく知りたい方は、お気軽におうちコンシェルまでお越しください。

 

また、写真撮影時に押さえておくポイントがあります。具体的な方法を知りたい方には下記サイトがお勧めです。

住まいが被害を受けた時に最初にすること【政府広報オンライン】

 

② 被害箇所の清掃と乾燥

写真撮影が終わったら、建物(特に被災箇所)の清掃と乾燥をできるだけ早く行いましょう。

 

浸水した箇所は汚泥が残っていて匂いもひどいです。浸水時にゴミや動物の死骸が流れ込んでいることがあるかもしれません。

わが家にはおそらく山の方から流れてきたであろう草の塊がありました。

 

早急に掃除をして建物を清掃・乾燥させることが重要です。

清掃しないまま時間が経つと、以下のようなリスクが高まります。

  • 衛生環境の悪化による感染症のリスク
  • 水分によって建物が劣化するリスク

 

被災した住まいでの感染症対策については、下記サイトが参考になります。

被災した家屋の感染症対策【厚生労働省】

 

片付けが一段落した車庫の様子 床上浸水 被災した場合にするべきこと

私の場合は親戚知人に総動員していただき、2日間で掃除が完了しました。

お陰で被災してから3日目には出社でき、あまりの復帰スピードに驚かれるほどでした。(笑)

写真は片付けが一段落した車庫の様子です。

 

浸水で濡れてしまった畳は全て破棄しました。

フローリングは掃除をして送風機で乾燥を試みましたが、結論としては張り替えることにしました。

床下の基礎や土台に残る湿気は簡単に乾かすことができず、時間の経過とともに床が波打ってきたのです。

クロスの張り替えも含めて、現在リフォームの準備を進めています。

 

③ 公的支援制度の確認

市町村から罹災証明書を取得することで、以下のような公的支援を受けられます。

  • 住宅の応急修理
  • 応急仮設住宅への入居
  • 被災者生活再建支援金 など

 

その他、NHKの受信料免除等さまざまな制度がありますので、利用できる制度を最大限活用しましょう。

被災状況によっては利用できない制度もあるので、市町村にしっかりと確認する事をお勧めします。

 

想定外の出費をできるだけ減らすことが、被災から早く立ち直る第一歩になるはずです。

 

 

3.まとめ

 

万が一被災した際は被害の拡大を抑えつつ、利用できる制度は活用するための行動が不可欠です。

 

① 被災状況の写真撮影 →損害保険を確実に請求するため

② 被害箇所の清掃と乾燥 →家族の健康を守り、住まいの劣化を防ぐため

③ 公的支援制度の確認 →想定外の出費をできるだけ減らすため

 

家族の健康、建物、家財、貯蓄など、被災によって損害を受けるリスクを減らし、起きてしまった時にも冷静に行動するためには準備が大切です。

 

防災グッズ 明日やろうは、バカヤロウ。

明日やろうは、バカヤロウ。

防災グッズの購入など、今のうちにできることは先延ばしにせずにやっておく。

事が起きてから後悔しないためにも、この心がけを忘れないようにしたいですね。

 

そして、家づくりに関しても同じことが言えるのではないでしょうか。

今のうちに調べておけることは調べて、準備できることはやっておく。

建てた後で「知らなかった、安易に決めてしまった」と悔やんでも、被災と違って支援や保険が助けてくれるわけではありません。

 

しっかりと準備しておくという点においては、今回書かなかったこともまだまだあります。

この記事を読んでもっと詳しく知りたい方がいましたら、ぜひ店舗にお越しください!

何でもお話しさせていただきます。

 

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今回の記事は葉名(はな)が担当させていただきました。

次回は「床上浸水がもたらす生活への影響」をお伝えする予定です。

 

 

 

おうちコンシェルでは、ご家族がずっと安心して住み続けられる家づくりができるようにサポートしています。

 

「何から始めてよいかわからない。」という『家づくり初心者さん』大歓迎です!

 

 

「WEBで相談」も承っていますので、ご都合やご希望に合わせてお選び下さい。

 

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